貸金業法の改正が市場に与えた影響≪【ひとこと書評】 CREDIT AGE (VOL.389)≫

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CREDIT AGE(クレジットエイジ)の最新号が届きました下

クレジットエイジ_389

特集記事の中で、貸金業法(主には総量規制)が

及ぼしたリテール金融市場の歪みを図式化して

説明してありました。下
(※リテール金融:個人や中小企業を対象とした小口の金融業務)

クレジットエイジの図

この表で分類されているA・B・C・Dの各グループ

に属する人は何らかの融資が受けられない原因

がある方々になります。この内、Aの返済余力が

あるのに借りられなくなってしまった方が法改正の

主な犠牲者となりますが、CDに属する方たちに

ついてはどうでしょうか。ここに属する方々について

は法改正が無くても融資が受けられなかったかも

しれません。しかし例えばCに見られるように、結果

としてヤミ金へ融資の申し込みが流れていってしま

っているケースも多々見られます。

「総量規制」や「上限金利の引き下げ」を実施するこ

とによって過剰な貸付を防止し、その結果借りられな

くなった方の内、家計状況の苦しい方々に対しては国

や公共団体によるセーフティーネット貸付などで手当て

を、またギャンブルやアルコール依存症などによる
反復

継続した借り癖があり、治療の必要性が認められ方々

についてはカウンセリング機関の機能を強化してカバー

していく、というのが本来目的であったはずです。

しかしながらセーフティーネット貸付については社会福祉

協議会や一部の生協が実施するもの以外ではほとんど

機能しておらず(これらの貸付でさえ、実際はほとんど存

在を知られていない)、カウンセリング機関については実

際は各種相談先が存在するものの、まったくと言っていい

ほど
周知ができていないのが現状です。

「失敗は成功の母」と言います。貸金業法の改正が失敗

であったとは言いませんが、想定どおりの結果が得られて

いないのは事実です。どこに間違いがあったのか、今こそ

真剣に考えるときなのかもしれません。