古典から学ぶ大切なこと≪【ひとこと書評】 論語 (岩波文庫)≫

シェアしていただけると幸せます☆

東日本大震災による原発事故発生直後から現場で

指揮を執られた、福島第一原発の元所長・吉田昌郎

氏が7月9日、亡くなられました。

東電上層部から海水の注入停止を命じられた後も

独自の判断で注入続行を決断したことは英断と高く

評価されています。

その吉田元所長が愛読していた本があるということで

わたしも読んでみましたこれ↓

ここ最近はどうも関係が上手くいっていない様子の

日本と中国。しかし元々は歴史的・文化的にとて

交流が盛んで、特に日本の道徳については中国の

古典から多大な影響を受けていることを、この「論

語」を読んで改めて感じました。

読んでいて特に納得した言葉を2つ紹介します:
(黒字は原文、青字は読み下し、赤字は現代語訳)

子曰、道不同、不相爲謀、

子の曰わく、道同じからざれば、相い為めに謀
(はか)らず。

先生がいわれた、「志す道が同じでなければ、
たがいに相談しあわない。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

子夏曰、君子信而後勞其民、未信則以爲厲己也、
信而後諫、未信則以
爲謗己也、

子夏が曰わく、君子、信ぜられて而(しか)して後
(のち)に其の民を労す。未だ信ぜられざれば則
ち以て己れを
厲(や)ましむと為(な)す。信ぜられ
て而して後に諫(いさ)む。未だ信ぜられざれば則
ち以て己れを
謗(そし)ると為す。

子夏がいった。「君子は〔人民に〕信用されてから
はじめてその人民を使う、まだ信用されない〔のに
使う〕と〔人民は〕自分たちを苦しめると思うものだ。
また〔主君に〕信用されてからはじめて諫める、ま
だ信用されない〔のに諫める〕と〔主君は〕自分の
ことを悪く言うと思うものだ。」