地域通貨の「ワットシステム・ワット券」

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最近ふとした興味から、ビットコイン関係の本などを色々読んでいるのですが、その過程で地域通貨というものの存在を知りました。

写真はワット券。いわゆる手形みたいなもので、裏書きをしながら流通させていきます

お金の仕事に携わっているのに、お恥ずかしながらこういった新しい通貨への取り組みが存在していたことをまったく知りませんでしたm(__)m

ワットというのは地域通貨のひとつで、ワットを流通させていく仕組みのことをワットシステムというそうです(スミマセン、わたしもまだちゃんと理解していなくて(>_<))

このワットという通貨は個々人が誰でも自由に発行できる通貨で、例えば「私は○○をすることができます」という、自分の提供できるサービスの価値をワットという通貨を使って貸し借りします。

説明がムズカシイですが、例えばわたしはフランス語を少し話せます。簡単な通訳や翻訳ぐらいならできます。

その価値を例えば10ワットと決めたとします

そしてワットが使える果物屋さんへ買い物に行きます。

そのお店ではリンゴ10個を10ワットで販売しています。

そこでわたしは「わたしはフランス語の翻訳・通訳の仕事が出来ます。その価値は2時間で10ワットぐらいの価値があります。このワット券でそのリンゴ10個をください」と言って10ワット券を振り出すのです。

簡単にいうとこれがワットシステムの流通の仕組みです。

「いやいや、そもそも果物屋さんはフランス語通訳の仕事なんて依頼しないでしょ?だったらこのワット券は果物屋さんにとって無価値に等しくないですか??」とギモンに思う方もいるでしょう。

たしかに果物屋さんだけで考えればその通りですね。

でも、もっとたくさんの人たち、例えばわたしの住んでいる下関市全体でワット券が流通しているとしたらどうでしょうか?

フランスの会社と仕事をしているという人も中にはいるかもしれません。

そうするとその人にとってはわたしの振り出した10ワット券は価値があることになりますよね。

さらにその人と果物屋さんがもしも知り合いだったなら、果物屋さんはきっとこう思うのではないでしょうか。「わたしはこのサービスは必要ではないけれど、きっとフランスの会社とやり取りをしているあの人には価値のあるサービスに違いない。だからあの人はこのワット券での支払いを受け付けてくれるはずだ」って。

もちろん、このワット券をわたしに持ち込んでも、場合によっては私が債務を履行しない(フランス語の通訳を断る!)という事態も考えられます。

ただし、このワット券は人間の信頼関係によってその価値が担保されていますので、もし私が約束を守らないのなら、その後わたしが振り出すワット券は誰にも受け取ってもらえない(あるいは相当価値の低いもの)になるでしょう。

このように、個々人のもつスキルと人間関係により成立させる地域通貨の仕組みがワットシステム、というように私は理解しました(あってるかな~?(;´・ω・))

とっても面白くて興味深いシステムなのに、残念ながらホームページなどを見ると現在ではあまり運用されていない様子です。

ビットコインみたいなデジタル貨幣も画期的ですけど、このワットシステムを導入すれば案外と世界はすぐに平和になるような気がします☆

《参考ページ》

ワットシステムのホームページ

(ワットシステムの仕組みなどが詳しく書かれています。現在は更新されていないのかな?)

http://www.watsystems.net/index.html

i-Watのホームページ

(ワットシステムをオンライン上で実現したもの。これも現在は残念ながら更新されていないようですが、これはわたしも実際に使ってみたかった!)

http://www.media-art-online.org/iwat/