銀行のカードローン残高の増加に思う。~「借金は悪いもの」論に異議あり。良い面も自信を持って発信を~

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今月発行のフリーペーパー「北九魂(きたたま)」にわたしのコラムが掲載されました(^^)/

北九州エリアで配布されていますのでぜひお手にとってご覧くださいませ!

コラムの全文は下部に掲載させていただきますね☆

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銀行カードローンは貸金業法で定められている総量規制の対象外であり、その結果として銀行カードローン残高がこの6年間で増加傾向にあるということを前号で書いた。前号の記事を書いていた4月12日、「クローズアップ現代+」でこの問題を取り上げた番組が放送されたが、その後も各新聞紙面に銀行カードローンが総量規制の対象外であることを問題視する記事が掲載され始めた。各紙の記事を実際に読んでみるとどれもカードローン残高が増加していることを問題視していることでは共通しているが、昨年に破産者数が増加に転じたこととの関連性を指摘する記事もあった。かつての消費者金融による「多重債務問題」とこの度の銀行カードローン問題を結びつけようとしているのだろう。一連の批判を受けた銀行は過剰融資を防ぐ対策をとりはじめたとの記事が、4月27日の朝日新聞朝刊に掲載された。

金融業務に日々携わっている人間として、この銀行の対応には非常に落胆させられた。なぜ「カードローン残高の増加は、お客様の資金需要に適う商品を提供出来ている何よりの証である」と主張しなかったのか。ローンを取り扱う事業者であれば、その残高規模に関わらず共通した「確信」、ローンという商品がお客様の人生にとって有益なものとなり得るという確信、を持ってお客様と向き合っているはずだ。その信念のもと行ってきた営業活動の結果としてカードローンの貸出残高が増加したのなら、なぜ批判の声に対して自信をもって反論しないのか。破産者数が増加に転じたという報道に関しても、銀行カードローン残高との関連性はまだ明らかになっているわけではない。それにも関わらず直接の原因を感じさせるような報道に対して、なぜ銀行業界として声を不満の声を上げないのか。本当に残念に思う。

ローンや借金に関連した話題になると、必ずと言ってよいほど「借金は悪いもの」という前提で話が進んでしまう。しかし、ローンの仕組みが消費に良い影響を与えているという事実も当然無視してはならない。借金の悪い面はしっかりと反省し、良い面についてはしっかりと自信を持って発信していく。金融業界に携わる人間として、このような姿勢を常に持ち続けるようにしたい。