多重債務は自己破産への危険信号!

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※これまでの授業の読みなおしはコチラから ⇒ 過去掲載分

連日の豪雨で九州では大変な被害が出ています。被災地域の近隣にお住まいのお客さまもいらっしゃいますのでとても心配です。

被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り致します。

シャドー授業17時限目の今回は多重債務について勉強していきたいと思います。

ローン&クレジットのABC(32~33ページ)

これまでにも何度か書いてきましたが、ローンやクレジットを利用するときには無理のない返済計画がとても大切で、必要以上の借金をしないこと、そして使わずに余った借金はすぐ返済を心がけたいもの。

(※もちろん、わたしたち貸金業者もきちんとお調べして、状況に応じて「貸さない勇気」を持つことも求められます)

とくにやってはいけないこと、それは「借金返済のための借金」です。これはどういうことでしょうか?図を見ながら考えてみましょう↓

借金で借金を返済していくと・・・

例えば今、A社から1件10万円の借金があり、毎月1万円ずつ返済(元利均等返済)していると仮定します。

しかし今月どうしても1万円の返済ができないので、B社から1万円を借りて、それでA社の返済をしてしまいました。

この時、今の借金残高はどうなっているでしょうか?「10万円+1万円(B社から借りた分)-1万円(A社へ返済した分)=10万円」でしょうか?

ここで「元利均等返済」であることに注意してください。前回の授業のおさらいですが、元利均等で1万円を返済するということは「元金への返済部分 + 利息の返済部分 = 1万円」であり、つまり1万円が元金への返済に充てられるわけではないということになりますす。

するとB社から1万円を借りて返済した後の残高は「10万円+α」となり、返済前よりも借金が少し多くなってしまいます

そして当然翌月の支払い時にはこの「10万円+α」に対する利息が発生し、また返済ができないのでC社から借りて、、、という悪循環。これが「借金返済のための借金」です。

この悪循環がずっと続くと借金が雪だるま式に増えていき、最後には返済に行き詰まってしまうことに。このような状態を「多重債務(たじゅうさいむ)」というのです。

多重債務に陥ってしまう人はどのような人たちなのでしょう?ギャンブルなどが原因なのでしょうか?調査したデータがありますので見てみましょう↓

多重債務におちいった原因(複数回答):日本弁護士連合会消費者問題対策委員会調べ

この表を見ると生活苦・低所得が最大の原因で(64%)、浪費・遊興費の7%と比較するとその差の大きさがよくわかります。

生活苦だから借金をしたのか、借金を繰り返したことで生活苦になってしまったのか……この調査だけではそこまではわかりませんが、わたしのような業者側の人間もこの結果を重く受け止めなければならないと思います。

多重債務におちいった人も、初めから自分がそうなるとは思っていません借金をはじめた当初は返済も計画どおりに出来ていたと思います。

でも返済途中のどこかで歯車が狂ってしまい、気が付けば借金の残高が手の付けられない状態になってしまったのだと思います。

多重債務は誰にでも起きうる問題です。借金をしようと思っている方、あるいは身近にそういう方がいる人はこのことを忘れないようにしておきたいものです。

最後に総量規制についてもすこし説明をしておきたいと思います。

総量規制

総量規制とは貸金業法の改正にともない導入された、借金することができる金額を年収によって制限する取り組みです。

具体的に説明すると、まず貸金業者はお客さまの年収額と借金の総額を確認します。

そして年収額を3で割った、その金額よりも借金総額の方が大きいことを確認した場合はそのお客さまへ融資をしてはならない、という規制です。

お金の借り過ぎを防ぐために作られた規制で、借金の金額によってはお客さまの収入証明書類を確認することも義務付けられています

今日の授業は多重債務におちいる仕組みと、その原因についてお話しました。

次回はもし多重債務におちいってしまった場合にどのような方法で借金を整理すればよいのか、その方法についてお話していきます。

※授業内容についてのご質問は日本ファイナンスのホームページにアクセスいただき、お問い合わせフォームよりお願いします↓

日本ファイナンスホームページ

http://nihon-finance.com/