「貧困」とは何か、「援助」とは何か

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とっても駆け足ですが、「貧困の発明」読了です↓

貧困の発明(タンクレード・ヴォワチュリエ著)

訳者のあとがきにもありましたが、とりあえずタイトルから勝手に内容を想像して読み始めると最初のページで痛い目に遭います(;^ω^)

まぁ読み進めていけばその雰囲気にも慣れてきますが、ちょっとお堅い内容を想像していたのでビックリしてしまいました。全編をとおして感じられる皮肉たっぷりなユーモアも、さすがフランス産の小説といったところなのでしょうね(でもフランス留学していたわたしはそういうユーモアが苦手でした(◞‸◟))

この本で書かれていることは(実在の人物をあきらかにイメージして作っているにしても)架空の話です。

でも、国連が「貧困」や「貧困者」を作り出し、またそれが国連や国家、超富裕層を豊かにしているという構図は、実際に起こっていることなのでしょうね。

マグロの漁獲高から生息数を予測する計算式を、まさか貧困者数の計算に応用するとは。

そしてこの本に描かれているように、貧困問題を解決するプロジェクトを推進するため(そのことで富を得ているものをさらに富ませるため)、貧困者数を計算し直し、予測していたよりも数を増やさなければいけないなどということが現実に起きているのだとすれば。

このような不条理が世界の貧困対策の一面なのだとしたら、「貧困」とはいったいなんなのか、本当の意味での「援助」とはどういうものなのか、わたしたちは立ち止まって考え直さないといけないような気がします。