「金利より大切なことって?」今回はなぜ借金の動機を見失わないことが大切なのかについてのショートコラムをお届けします。
日本ファイナンスでは2013年から2018年までの5年間、九州地方発行のフリーペーパー「北九魂(旧キタキュウ.ビズ)」でコラムを掲載させて頂きました。
今回は2015年1月号掲載のコラムを再掲させていただきます。
(※公式YouTubeチャンネルにオーディオブック版を投稿しております。ぜひご覧ください。)
【オーディオブック版】
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これまで複数回に渡り、「借金の作法」としての二番目にあたる重要ポイント、「実際に必要な金額だけを借りる」ことの大切さを書いてきた。 ややしつこいぐらいに繰返し説明してきた理由でもあるので今回は『金利」について記したい。
まず金利とは「借りた(貸した)お金に対する使用(賃借料)のことを指し、その料金は一般的に借りた(貸した)金額に年利を乗じたものを日割り計算して求められる。たとえば100万円の金利を年15%で計算すると1か月の金利は1万2500円ほどだが、年12%で計算した場合、その金利は約1万円となる。よって年利は低ければ低いほど金利負担も少なくなり、消費者金融各社もより低い年利を売り文句に融資勧誘を行っている。現在では利用者もより低い年利を求めて借入先を探しているが、目先の数字にばかり気を取られるあまり、より大切なことを見落としてしまってはいないだろうか。それは「そもそもなぜ借金を必要としていたのか」という、借金の動機だ。
上記の例で100万円・年利12%のケースで考察すると、これを毎月1万5000円ずつ返済していく場合、返済期間は9年以上、返済総額は165万円超となり、金利負担は65万円になる。しかしここで借金の動機を振返ってみて、実際に必要な金額が80万円であったとする。毎月の返済額は同じで、仮に年利が15%である場合、年利が3%上昇したにも関わらず、返済期間は約7年、返済総額も約132万円と、金利負担は52万円ほどで済む。借金をする際に金利の高低を比較することはもちろん大切な作業ではあるが、それよりも先にすべきことはまず借金の動機を振返ることだ。そうすることで今の自分にとって本当に必要な借金の額を知ることができ、不必要な借金を負ってしまわずに済むだろう。金利について考えるのはその後からでよい。借金をする際には目先の金利にばかり気を取られず、まずは借金の動機をはっきり認識するようにしよう。
(執筆者:松原剛)










