“ブラックリスト”は存在する?今回は信用情報機関の役割や重要性についてのショートコラムをお届けします。
日本ファイナンスでは2013年から2018年までの5年間、九州地方発行のフリーペーパー「北九魂(旧キタキュウ.ビズ)」でコラムを掲載させて頂きました。
今回は2015年4月号掲載のコラムを再掲させていただきます。
(※公式YouTubeチャンネルにオーディオブック版を投稿しております。ぜひご覧ください。)
【オーディオブック版】
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前号ではスマホ購入を例に、本人の気付かないところで信用情報が利用登録されている可能性について解説した。これまでの説明で「信用情報」というものが存在することは理解していただけたと思うが、ではその情報はどこに保管されているのだろうか。今回は信用情報の保管場所である「信用情報機関」について詳しく説明していきたいと思う。
現在、日本には3つの信用情報機関が存在する。「全国銀行個人信用情報センター(以下、センター)」、「株式会社シー・アイ・シー(以下、CIC)」そして「株式会社日本信用情報機構(以下、JICC)」だ。各機関ともローンやクレジットの情報が登録されている点では共通しているが、加盟する会員の業態により3つに分けられており、センターには主に銀行が、CICには主に割賦販売(商品購入時の分割払いやボーナス一括払いなど)を営む業者が、そしてJICCには主に消費者金融業者が、それぞれ加盟会員として信用情報の利用・登録を行っている。もちろん各信用情報機関はそれぞれ独立したものではあるが、金融機関が顧客に対してより適正な与信判断 (融資可否の判断)を行えるよう、保有している信用情報については相互に交流し合っている。例えばあなたが日本ファイナンスから10万円の借り入れをした場合、CICの加盟会員もその情報を知ることができ、延滞の発生などが発生した場合にはセンター及びCICの加盟会員がその情報を知ることができる。各信用情報機関は信用情報の保有期間を定めており、延滞などの情報は原則として残り続けることとなる。一般に「ブラックリスト」という表現で語られることが多いが、そのようなリストは実際には存在しない。しかしながら、もし、あなたが決められた期日までに支払いができず、返済が遅れてしまうようなことがあれば、その情報は事実として各信用情報機関で反映され、その結果、希望どおりの融資を受けられなくなる可能性も有り得ることは覚えておきたい。次回は信用情報の情報開示について説明する。
(執筆者:松原剛)










