総量規制でも借りたいときは?年収額の3分の1超の金額を借りる方法を解説

キャッシングの基礎知識

貸金業法には総量規制という、貸金業者からのお借り入れを年収額の3分の1までに制限するルールがあります。

貸金業法により定められているため、原則として年収額の3分の1を超えるお借り入れはできません。ただし、総量規制の「除外貸付」や「例外貸付」であればお借り入れできる可能性があります。

本記事では、総量規制に該当する場合であってもお借り入れできる方法を解説します。すでに年収額の3分の1を超えたお借り入れがある方や、年収額の3分の1近くのお借り入れがすでにある方はぜひ参考にしてください。

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総量規制以上借りる方法はある

総量規制とは、過剰な貸し付けや過度なお借り入れから資金需要者(利用者)を守るため、貸金業者に対して申込者の年収額の3分の1を超える貸し付けを制限する法律上の決まりごとです。

貸金業者からのお借り入れ残高が年収額の3分の1を超えている場合、原則として新たなお借り入れはできません。たとえば、年収額が300万円の方の場合、貸金業者からお借り入れできる総額は100万円までとなります。A社とB社からのお借り入れ残高がそれぞれ50万円になる場合、原則としてC社から新たなお借り入れをすることはできません。

ただし、総量規制の例外規定である「除外貸付」と「例外貸付」を利用すれば、総量規制に該当する場合であってもお借り入れができる可能性があります。

◆ 貸金業法が適用される金融機関と適用外の金融機関

総量規制は貸金業法に定められており、貸金業法は貸金業者に対して適用されます。貸金業者に該当する金融機関は以下のとおりです。

  • 消費者金融会社
  • 信販会社
  • クレジットカード会社

貸金業者であるかどうかは日本貸金業協会のホームページにある「協会員検索」や、金融庁ホームページにある「登録貸金業者情報検索サービス」を使って調べることが可能です。

いっぽう、貸金業者ではない下記の金融機関には貸金業法が適用されません。

  • 銀行
  • 信用金庫
  • 信用組合
  • 労働金庫など

ただし、銀行や信用金庫も過剰な貸付を防止する観点から厳格な審査が行われますので、貸金業法が適用されない金融機関であるからと言って、年収額の3分の1を超えるご融資を受けられるとは限りません。

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総量規制から除外される借入方法

貸金業者以外からのお借り入れは、貸金業法が適用されないため総量規制の対象とはなりません。

また、下記の目的によるお借り入れについては総量規制の「除外貸付」となり、お借り入れ残高が年収額の3分の1を超えていてもお借り入れできます。

  • 住宅ローン・マイカーローン
  • クレジットカードのショッピング枠
  • 各種奨学金
  • 高額療養費の貸付
  • 不動産や有価証券を担保とする貸付など

例外的に総量規制の対象外になる借入方法

総量規制には「除外貸付」のほかに「例外貸付」の規定があり、必要な要件を満たせば例外的に年収額の3分の1を超えるお借入れが認められています。

例外貸付に該当するのは利用者の保護に支障を生ずることがない貸付であり、具体的には次のようなものが該当します。

  • 顧客に一方的に有利となる借換え
  • 借入残高を段階的に減少させるための借換え
  • 緊急に必要と認められる医療費を支払うための貸付
  • 社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための貸付(要件あり)
  • 配偶者貸付
  • 個人事業者に対する貸付(要件あり)
  • 「つなぎ資金」にかかる貸付(要件あり)

ここでは「借入残高を段階的に減少させるための借換え」(おまとめローン)について紹介します。

◆ おまとめローン

おまとめローンとは、複数のお借り入れをひとつにまとめて返済していくことを目的とするローンです。

例外貸付の一つである「借入残高を段階的に減少させるための借換え」の要件を満たすおまとめローンであれば、年収額の3分の1を超えるお借り入れも可能です。

おまとめローンの利用で金利が下がれば、将来支払う利息の負担を抑えられる可能性があります。また返済日や返済先が一カ所にまとまるので、返済管理もしやすくなります。

ただし、おまとめローンはお借り入れをひとつにまとめてご完済するためのローンであり、お借り入れを別の目的に使うことはできません。また追加のお借り入れには再度審査が必要となる場合がありますのでご注意ください。

日本ファイナンスの「おまとめローン」は総量規制の対象外

日本ファイナンスの「おまとめローン」は、総量規制の例外商品です。そのため、年収額の3分の1を超えていてもお借り入れできる可能性があります。

WEBから24時間365日お申し込みができます。対象となるお借り入れは貸金業者からのみとなります。

ご返済の負担を軽減したい方は、日本ファイナンスのおまとめローンをぜひご検討ください。

総量規制以上に借りたいときは注意点を理解して計画的に

貸金業者からのお借り入れを希望する場合、年収額の3分の1を超えるお借り入れは原則としてできません。

ただし、貸金業者以外からのお借り入れや総量規制の「除外貸付」「例外貸付」に該当する方法なら、年収額の3分の1を超えてお借り入れできる可能性があります。

日本ファイナンスの「おまとめローン」は、総量規制の例外商品です。おまとめローンをお考えの際は、WEBから24時間365日お申し込みが可能な日本ファイナンスをご検討ください。

お金を借りた場合は、期日通りにご返済することが重要です。事前に返済計画をたて、計画的にお借入れしましょう。