リボ払いの魅力と危険を見極める|シリーズ借金の作法(日本ファイナンス寄稿コラム)

コラム

今回はリボ払いの魅力と危険に迫るショートコラムをお届けします。

日本ファイナンスでは2013年から2018年までの5年間、九州地方発行のフリーペーパー「北九魂(旧キタキュウ.ビズ)」でコラムを掲載させて頂きました。

今回は2014年12月号掲載のコラムを再掲させていただきます。

(※公式YouTubeチャンネルにオーディオブック版を投稿しております。ぜひご覧ください。)

【オーディオブック版】

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 前号ではクレジットカードの支払方法のうち、「一括払い」と「分割払い」について解説した。今回は「リボルビング払い(リボ払い)」について説明する。

 リボ払いとは毎月決められた額を支払う方法。一見すると分割払いとあまり変わらないように思われる。しかし購入商品ごとに支払回数や期間を設定する分割払いとは違い、リボ払いは利用金額や件数に関係なく、利用残高に応じた一定の金額と手数料(利息)を毎月支払うだけでよい。例えば10万円以下の利用残高に対する最低支払金額が5千円の設定であれば、支払残高が10万円を超えるまでは何度利用しても(ex.今月3万円、来月5万円、再来月に1万円というように複数回利用したケースでも)毎月の支払いはいつも5千円だけで済む。

 このように月々の支払いが一定になることで家計の管理がし易くなる、というのがリボ払いを勧めるクレジット会社の謳い文句なのだが、毎月の支払金額が少ないということは、実はその分だけ借金の返済期間が長くなることを意味する。そして将来、支払う手数料(利息)が多くなる欠点があるということを理解する必要がある。借金である以上、どれだけ支払いを先延ばしにしても、いつか必ず返さなければならない。またリボ払いを選択して支払いを繰り返していると、どれだけ利用しても支払金額が一定なので安易に借金を重ねてしまいがちになる。

 結果、現在の利用残高を正確に把握することが難しくなり、気が付けば想像以上の借金に膨れ上がっていた、という事態に陥る危険性もある。そこで「実際に必要な金額だけを借りる」という二番目の「借金の作法」を常に意識したい。リボ払いにしても他の支払方法にしても、家計管理ではなく借金管理を目的として、自分に合った返済計画を選択できるようにしよう。

次号では二番目の作法について具体的に解説する。

(執筆者:松原剛)

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